先日、柿木教授と川上光正先生の共同論文を読んで川上先生の特別研修を受講するために東京よりA氏35歳が来福され3日間滞在されました。熱心に川上先生の講義を受けられていました
川上光正先生は、その著書「ヨガ健康学論」の中で「世界中がヨガに注目していること自体は喜ばしいことですが、果たしてどれほどの人がヨガの本質を理解して実践しているのか、疑問である。」 川上先生の「ヨガ健康学論」のヨガとは何かについて要約すると ヨガのスタイルも、枝分かれしアメリカでは筋力への抵抗負荷を集中的に行うパワーヨガ、ホットヨガ、ピラテスとドッキングさせたヨガラテスなどが存在します。 本来ヨガのアーサナは決して無理をせず、ゆっくりと筋肉や靭帯を伸展しながら呼吸を調整し実践するスローヨガを基本としていますが最近では、無理をしすぎてケガをする人が増えてきているといいます。
特にアメリカでは、体型の完璧さを求め完璧なポーズを誰よりも多く身につけようと 周囲と競い合う傾向にあり、その結果痛みを感じてもそれが完璧なポーズに近づいてきている証拠だと信じ無理に筋肉を伸ばしてしまう。 そして、筋肉裂傷等で手術せざるを得ない状況を自ら作っているのです。 ハタヨガは、ヨガの奥儀に到達するための必要な基礎課程であるがその先には精神 集中統一へと向かい心の解放や健全で豊かな愛を育むためのラージャヨガがあること。 さらに、潜在心理、至純の愛と知恵を説き心、精神の根源をなす核としての魂と梵とが一体となるクンダリニーヨガがあります。 川上光正先生は本来ヨガは、「身体の健康のみに止まず心、魂をも健康な状態に導く修法なのである。」と言われています。
ハタヨガは、身体の鍛練とコントロールを目的とし、健全な身体を作るためのヨガ。
ラージャヨガは、精神統一を目的とした、瞑想を含む精神的・心のヨガ。
クンダリニーヨガは、潜在意識と魂を解明開発し、宇宙心理・梵・本当の自己と一体となる神秘的なヨガ自分の生まれた目的・使命を感じ自分のやるべきことに気付くことも。
ヨガを実修していくことで本当の自分が見えてきます 心の豊かさや、自分自身を見失いがちな現代。瞑想によって自分の心と魂と向き合って 愛を育み心の豊かさを取り戻して頂きたいと願っています。 1人1人が自分のやるべきことに気付くためにヨガを実修していけば日本も世界も変わっていけると思います。 今年もあとわずか、来年に向けて自分を見つめる時間を作り、良い年を迎えましょう
by yogini