こんにちは
あっっっという間に、12月も後半です。
忘年会や今年のお片づけでお忙しことと思います
今日は、そんな中日々忘れてはいけない大切な存在のお話です。
絵本 いのちのまつり「ヌチヌグスージ」作:草場一壽 絵:平安座資尚
「ヌチヌグスージ」とは、沖縄の方言でいのちのお祝い、いのちのお祭りという意味です。
この絵本は、かわいいイラストを用いてご先祖さまの存在を認識し、今自分が生を賜ってることへのありがたさ、ご先祖さまへの感謝の気持ちを再認識する絵本です。
沖縄を舞台として主人公コウちゃんのご先祖さまの存在を知る旅が始まります。
それでは一部紹介致します。
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おもしろい形をした石のお家の前で、大勢の人たちがお弁当を広げて、楽しそうにおしゃべりをしています。
さっきから、まんまるな目でその様子を見ているのは、はじめてこの島にやってきたコウちゃんです。
近づいてきた島のおばあにたずねました。
「みんなでなにをしているの?」
「あれまあ、わたしたちにいのちをくれた、だいじなご先祖さまのお墓参りさぁ~」
「お墓参り?」
コウちゃんが、お家と思っていたのは、島どくとくのお墓でした。
島では春になると親せき中が集まってご先祖さまに「ありがとう」を伝えるのです。
びっくりしているコウちゃんに、こんどはオバアがたずねました。
「ぼうやにいのちをくれた人は誰ね~?」
「それは・・・・・お父さんとお母さん?」
「そうだねぇ。いのちをくれた人をご先祖さまと言うんだよ」
「お父さん、お母さんって、ぼくのご先祖さまなの?」
コウちゃんは、またまたびっくりです。
省略
「ねぇ、おばあさん、ぼくのご先祖さまって何人いるの?」
「そうだね~・・・・・」
コウちゃんは、指をおって数えてみることにしました。
「ぼくにいのちをくれた人、2人」
「お父さんとお母さんにいのちをくれた人、4人」
「おじいちゃんとおばあちゃんにいのちをくれた人、8人」
「ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんにいのちをくれた人、16人」
「そのまた上に、32人」
「そのまた上に・・・・・」
「もう数えられないよ」
「ぼうやも、大きくなって結婚して、子どもが生まれるさぁ~ね。
また、その子どもが大きくなって、結婚して子どもが生まれる。
いのちは目に見えないけれど、ずっとずっと、つながって行くのさぁ~」
「へえー、ぼくのいのちってすごいんだね」
「コウちゃん、さがしたぞ」
お父さんとお母さんがやってきました。
「あ、ぼくのご先祖さまだ」
いつのまにか、お日さまは金色の海の中に沈もうとしています。
「コウちゃん、がんばれ!! 」
夕焼け雲の上から、たくさんのご先祖さまが手をふっている気がしました。
コウちゃんも空に向かって高く高く、手をふりました。
そして、たくさんのご先祖さまに、しっかり届くように大きな声で言いました。
「いのちをありがとう~!」
以上 文・イラスト 絵本 いのちのまつり「ヌチヌグスージ」より引用
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日々の生活に追われ、気がつくと自分やすぐそばにいる家族などのことでいっぱいになります。
そんな現代人にありがたいのが、日本の暦。 お盆 お彼岸 お正月 など家族が集って、ご先祖供養をする機会を与えてくれています。
本来は、このような暦に沿った行事としてではなく、日頃からの供養が大切 ということに、A&Aでの先祖の癒しでの事例を目の当たりにして感じます。
また、私自身、先祖の癒しをする前とした後での、頭や体のすっきり感や家族 特に両親との関係がより良くなっていることに驚いています。
ご先祖様の訴えに気づいていないのは、日々忙しく過ごしている私たちです。
今世自分の人生を生きながら、自分が生かされているということを気づき感じると自然とご先祖様へと意識が向いてご先祖様へと繋がっていきます。
そのような心もちにさせてくれるのが、川上光正先生が創設された癒しのA&Aでありスローヨガであり瞑想であるように思っています。
by 癒しのA&A