先日たまたま目にしたテレビ(TBS「さんま玉緒のお年玉! あんたの夢をかなえたろかSP」)で、片足のレスラー アンソニー・ロブレスさんが出演していました!
レスリングを一生懸命頑張って好成績を収めている日本の少年が、憧れのアンソニー・ロブレスさんに会いにアメリカへ夢のスパークリングを実現する、という番組です。
その番組でアンソニー・ロブレスさんのことを初めて知り、とても感銘をうけましたので、今日はアンソニー・ロブレスさんをご紹介します
アンソニーロブレスさんは片足のハンデを背負って生まれてきたました。母子家庭で育ち、母親に厳しくしつけられます。高校に入ると、健常者に混じってレスリングを開始。その後、見事2006年に全米高校選手権(健常者の大会)で優勝。レスリングの推薦で大学進学しようとしていた矢先、母親が過労で倒れ進学もレスリングも諦めようとしました。母子家庭の親子の生活は貧しく、母・ジュディは生活費を稼ぐために、休みなく働き、それでも足りないときは、1回35ドルで献血するなどしていました。 長年の無理が祟り、体調を崩してしまったのです。
アンソニーは、大学でのレスリングをあきらめようとしたが、母は、猛反対します。そして、猛練習に励んだアンソニー大学最後となる4年生のとき全米アマチュアレスリング大会に出場し、とうとう決勝戦まで勝ち進みます。決勝の相手は前年のチャンピオン。試合開始間もなく、アンソニーは相手の背後をとり、2点先取。休みなく攻撃しつづけ、ポイントを稼ぐ。そして・・・アンソニーは、ついに全米チャンピオンに輝きました。
その後、スポーツ全般でその年の優秀選手を表彰する、不屈の努力を讃える「ジミーV賞」に輝き、さらには障害を持つアスリートで最も活躍した選手に与えられる「最優秀障害者男性アスリート賞」を受賞します。
この時のアンソニー・ロブレスさんの表彰式での挨拶がすばらしく、感動しましたのでぜひこちらをご覧下さい↓↓↓
【表彰式での挨拶】
ありがとうございます
この場に立てて光栄です
今夜受賞した人のほとんどが何かを成し遂げたからではなく、
周りの人が犠牲を払ったり激励してくれたお陰でこの場にいる事ができるのです
私の場合それは、母のジュディでした
私が片脚で生まれた時、母は逃げ出すこともできました
しかしそうしなかった。そして母は教えてくれました
「諦めてはいけない」と
私を強くするために、痛みから守ってくれませんでした
大学2年の時、母は病気になり私たちは家を失いました
私はレスリングをやめようとしました
でも母は許しませんでした
お陰で全米チャンピオンになれました
そして世界一の指導をしてくれたアリゾナ州立大学と、友人のクリス・フレイジェ
高校時代のコーチ ボブ・ウィリアムズに感謝します
これからも私は前へ進みます
私のメッセージを聞いてください
この世に生を受けた人間は、脚が1本であれ2本であれ困難に立ち向かわねばならない
どう生まれたかではなく、どれだけ価値のある者になれるか
たくましくあれ、可能性を高めよ、そのために痛みが伴おうとも、私は不満をこぼす事はないだろう
私の魂は屈する事はない
どんな敵に立ち向かおうとも恐れる事はない
私は自分の可能性を知っているから
(引用 http://matome.naver.jp/odai/2135145744518782801)
ayumi