自分では意識できない? 心の淵に潜む無自覚の心
あなたがもし、誰にも言えない心の悩みを長年抱えていて、
今まで何度かその悩みについて、
あなたが心を許せる誰かに相談したことがあるにも関わらず、
未だに心の痛みや悩み、理由のわからない不安や
時おり襲ってくる焦燥感から解放されないとしたら。
そして今までに何時間も、
同じような悩みを抱える人のことが書いてある記事を
インターネットで探すことに費やしたり、
悩み相談のサイトに長い長い書き込みをしたり、
当たると評判の占い師に何万円も払ったりしても、
その悩みがあなたを開放してくれないとしたら。
その悩みはあなたの内から発せられている叫びであり、
悲鳴が 『悩み』 という形で現れてきた現象かもしれません。
こういった悩みについては、
眠れないからと言って安易に薬に頼るのではなく、
あなたの心、それも表面に現れている顕在意識ではなく、
あなたの無自覚な、目に見えない意識・心とコミュニケーションして、
疲れて傷ついたあなたの心に潜んでいる感情や心を癒してあげる必要があります。
私たちの意識全体を、大きく二つに分けると
表面に現れている顕在意識と潜在意識にわけることができます。
顕在意識は意識全体のたった3~5%ほどと言われ、
身体が起きていている時、活発に行動している時に働いている意識です。
顕在意識以外の無自覚の部分というと、今からさかのぼっていくところの
過去に経験した記憶が深い過去の意識として蓄積されている潜在意識、
そしてさらに深いところには胎児の時代の意識があり、
さらに深く訪ねていくとあなたの前世の記憶が納まった意識領域があります。
顕在意識のすぐ下にある深い淵に潜む潜在意識の中には、
私たちがこの世に生を受けた日からの
すべての経験と体験の記憶が保存されていますので、
あなたが忘れたつもりの出来事や、
忘れたと思い込んでいる出来事の記憶が納められています。
そしてその中には、我慢したこと、悲しかったこと、
苦しかったこと、痛かったこと、辛かったことなど、
その時に感じた感情なども消えずに保管されています。