前世意識は本当にあるのでしょうか?
2歳~5歳までの幼児の3分の1が覚えている胎内記憶と同様に、
その人が覚えているはずのない記憶持っている人がいることは、
何千年以上も前に書かれた世界中の文献に
散見されることをご存知の方も少なくないでしょう。
そしてその記憶のことを
前世意識(前世の記憶)と呼ぶ人、
宇宙意識(宇宙の記憶)と呼ぶ人、
神からのメッセージと呼ぶ人など、さまざまです。
仏教一つとっても、
チベット仏教や今日存在している伝統仏教の全てが、
輪廻転生の存在を認めています。
つまり彼らの教義では前世が存在することになり、
新仏教や近代仏教学の影響を受けた日本仏教の一部の宗派では
輪廻転生を否定しているので、前世はないということになります。
キリスト教も前世を否定していますし、
その他、キリスト教と旧約聖書を共有する
イスラム教やユダヤ教も前世を否定しています。
しかしながら、
私たち「癒しのA&A」が呼ぶ「前世意識」とは、
そういった宗教のドグマとは全く無関係な概念です。
つまり、もっと現実的なこととして、
「癒しのA&A」でのカウンセリングを経て、
「潜在心理療法」、「胎内心理療法」と進んでいくうちに、
もっと遠い記憶の中で叫ぶ傷ついた魂と出会うことが珍しくないのです。
その遠い遠い記憶の中にいる魂を「前世意識」と呼ぶのか、
「宇宙記憶」と呼ぶのか、「命の記憶」と呼ぶのか、
「魂の記憶」と呼ぶのか、その呼び名はそれほど重要ではないのかもしれません。
私たちが言えることはただ、
心理療法を求めて訪れてくださる人々の
心の痛みと悲しみに寄り添って癒していく過程で、
遠い遠い記憶の彼方から呼ぶ傷ついた魂に出会うことが
珍しくないということでしょうか。